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お酒 禁酒

せっかく健康な体なのに酒で台無しにするのは愚かな行為だと思った

私は今から約1年半前にアルコールの飲み過ぎで肝硬変と診断されて相当辛い思いをしました。

20代でアルコール性肝硬変になってしまった心境

私は生まれつき体が丈夫で、風邪も滅多に引かないくらいだったんですよね。

その丈夫さに甘えて酒を飲みすぎた結果肝硬変になったんですけど、今までの人生で最も辛い思いをしました。

それはもう腹水が10リットル以上溜まって、全身も酷くむくんでロクに寝ることもできないような苦しい状態。

その時は、「もう楽になりたい」「誰か殺してくれ」と本気で思っていたんですが、

 

これって全部自業自得なんですよね…

 

当たり前の事なんですけど、酒を飲んでいなかったら肝硬変になんてなってなかった訳ですからね。

 

で、今更気づいたことなんですけど、

 

「せっかく健康な体で産まれてきたのに、酒で自ら台無しにするのは愚かな行為だな」

 

と思ったんです。

気づくのが遅すぎるというか、普通はそうなる前に気づくものなんでしょうけどね。

そんな当たり前の事に気づいたのは、生まれつき病気を抱えている人と話した時でした。

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生まれつき病気を抱えている人と話した時

とあるきっかけで知り合った2人との会話の中で、その人達が生まれつきの病気を抱えている事を知りました。

その1人の病名は、「QT延長症候群」というもので、7千人に1人くらいの人に発症する心臓の病気で完治はしないとのこと。

更にもう一人は「性同一性障害」というもので、心と体の性別が一致しない病気(病気と言っていいのかどうか…)みたいでした。

「QT延長症候群」を患っている人は医者から30歳までは生きられないとの宣告も受けていると言っていたんですが、その時私は頭の中で「自分も肝硬変で35歳まで生きられないかもって言われたっけな」と思い出しました。

 

でも、その瞬間

 

同じにしちゃあ駄目だろ!!

 

と思ったんですよね。

 

「QT延長症候群」の人はなりたくてその病気になった訳ではありません。

私だってなりたくてなった訳ではないんですけど、ならないこともできたはずなんです。

性同一性障害の人も同じで、その人はなりたくてそうなっている訳ではありません。

 

そんな2人を目の前にして、

 

「私は肝硬変なんです~」

 

なんて、とてもじゃないけど言うことができませんでした。

 

私は肝硬変になった時、「なんで自分だけこんな目に…」とか「もっと飲んでいる人だっているだろう!」なんて思っていましたが、今考えると本当に情けないです。

自分自身に怒りが湧いた

その2人は自分よりもずっと大変な思いをしてるはずなのに、すごく前向きだったんです。

そりゃあ、人前で「辛いからもう死にたい」と言う人もあまりいないと思いますが、明るく振る舞うことだって難しいことのはずです。

自分は肝硬変の全盛期の時はとてもじゃないけど明るく振る舞うことなんでできませんでしたし、むしろ周りに八つ当たりしてました。

「生まれつき病気の人は慣れてるんだろう?」と思う人もいるかもしれませんが、「QT延長症候群」は突発的に意識がなくなることもあるそうで、これまで救急車で何十回も運ばれたそうです。

急に意識がなくなって救急車で運ばれる事を慣れる人なんていませんよね?

それでも前向きに明るく振る舞っている人を見ていると、自分自身に怒りが湧いてきたんですよね。

 

酒を飲んで病気になるのは自業自得です!

 

言ってしまえば、私の場合は自分の顔を自分で殴っておいて「痛い…助けて…」と言ってるのと変わりません。

その自業自得の病気で「なんで自分だけこんな目に…」とか甘えた事を考えていたりしていたのが、恥ずかしい気持ちや情けない気持ちを通り越して怒りの感情しかありませんでした。

でも、本当に辛かったんですよ?

今はある程度まともに動けますし、酒さえ飲まなければこの先もなんとか頑張れそうな感じはしてるんですけど、その時は本当に辛かったんです。

 

酒さえこの世になければ…とは思いません

私は酒で肝硬変にはなりましたが「酒さえこの世になければ…」とか「酒なんて飲まなければよかった」なんて思った事は一度もありません。

そう思ってしまうと、それこそ全部酒のせいにしてるみたいでカッコ悪いという変なプライドがありますし、酒にやられはしましたが、酒に楽しい思いをさせてもらった時間は自分の人生の中では大きいからです。

 

酒は適度に楽しむことができればなにも悪くはありません。

酒に溺れる人が悪いんです。

酒は悪くない。飲酒して事件、事故を起こすのは上手に飲めない人が悪い!

「酒を飲まないとやってられない!」という気持ちだって分かります。

でも、ハッキリ言ってしまうとそれだって結局酒を飲みたいだけの言い訳にしか過ぎません。

酒を飲まないとやってられないなんて事はこの世に存在しないんですからね。

さいごに

なんだかよく分からない日記みたいな内容になりましたが、

  • 健康な体を酒で自ら壊すのは愚かな行為
  • 健康に産まれてきたかった人に失礼というか後ろめたくないのか
  • 自分だけ悲観するのは情けない

そんな事を思ったんです。

 

ちなみに、上に書いた2人は近々大きな手術があるそうなんですが、本当に心の底から成功を祈っています。

テレビでそういう番組もありますが、正直なんとも思っていませんでした。

でも、実際に話してみると考えが変わるというか、教えてもらえることが沢山あるというか。

 

自分が肝硬変になる前に会っていたら考えは変わっていたんでしょうか。

多分変わりませんね…。

恐らく会っても会わなくても私は肝硬変でこうなっていたでしょう。

 

このサイトでも肝硬変の辛さとか酒の怖さを沢山書いてきましたが、結局それを読んでも実際に自分がなってみないと分からないんですよね。

私がいくら酒や肝硬変の怖さを書いても、それをちゃんと伝えることができないし受け取ってもらえないのが残念です。


「今夜、すべてのバーで」は、著者中島らもさん本人が実際にアルコール依存症で入院した経緯から退院するまでの心の葛藤を描いた物語で、リアルなアルコール中毒の症状を読むことができます。

私よりよっぽど酒の怖さを伝えていますし、実際に私が肝硬変の全盛期で動けなかった時の症状と全く同じことが書かれています。

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